「鮫川村指定廃棄物焼却実証事業」

2012年秋、環境省は原発事故によって放射能に汚染された8,000ベクレル超の指定廃棄物の稲わらなどを燃やす実験を鮫川村で行うことを発表した。その場所は私の自宅からわずか2㎞であることを知り仰天し、地元の方々とともに反対運動に身を投じていくこととなった。鮫川村は全面的に環境省に協力し、住民の間で分断が起きたあげく賛成派の地権者による同意書の偽造まで行われた。 環境省の徹底した情報隠し、破綻した説明、法の抜け穴を利用する巧妙な手口、反対住民に対する露骨な排除など国にあるまじき不正、欺瞞の数々は我々市民の不信を決定的なものにした。ついには爆発事故まで起こしたが、それでも再稼働をゴリ押しした。7億円と公表された事業費は最終的に21億円に膨れ上がった。(ぽちさん/東白川郡鮫川村にて)

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